シン・サラリーマンはYouTubeのチャンネル登録者数60万人超のサラタメさんの初の著書です。
サラリーマンのタメに発信しているサラタメさんが執筆しただけあり、すべてのサラリーマンが読みたいと思える内容になっています。
本書は600ページ越えの大作となっていますが、思った以上にサクサク読むことができます。
その理由は、まず結論が明確だから、
結論は出世よりも3つの武器『リーマン力』『副業力』『マネー力』を身につけた『シン・サラリーマン』になろう。
本書は3つの武器である『リーマン力』『副業力』『マネー力』が理解できるよう話が進んでいきます。
また、サラタメさんとマモルくん2人の対話形式で構成され、読み疲れを感じにくくなっています。
そして、シン・サラリーマンになるためには知識を得るだけではなく、
実際に行動することがとにかく大切。
この記事ではシン・サラリーマンになるために3つの力の要約と、
それぞれの力を磨くために、すぐに行動に移せるアクションプランを紹介していきます。
リーマン力
この本ではリーマン力として2つのスキルを紹介しています。
- 仕事術:会社といる組織の中で成果を出すためのビジネススキル
- 転職術:戦略的に働きたい会社を選んで、内定を勝ち取るノウハウ
仕事術と転職術を身につけると自分の市場価値が高まります。つまり、業績の良い会社・ホワイト企業に転職できる確率が上がり、収入が安定したり自分の時間を増やすことができます。自分の時間を増やすことで次の副業力を鍛えるきっかけにもなります。
リーマン力を上げるアクションプラン
相手の名前を呼ぶ
人はただ名前を呼ばれるだけでも「認知されている」と承認欲求が刺激されます。ビジネスの関係性は基本的にギブアンドテイク。商品を買ってもらいたいなら、まずはこちらから何かしてあげる必要があります。承認欲求を満たすのはこちらができる簡単なギブの一つです。相手の名前を呼ぶことはギブの第一歩です。相手の承認欲求を満たせるような言動を意識しましょう。
「報告」「連絡」「相談」のやり方をアップデート
社会人の基本である報告・連絡・相ですが、すぐに報・連・相した方がよい内容なのに上司に「後にして」と言われてしまうことがあります。上司も忙しいことがあるため、報・連・相する側として切り出し方に最低限の工夫をする必要があります。
「後にして」をゼロにする切り出し方
これはまったく難しくありません。
「所要時間」「テーマ」「報告 or 連絡 or 相談」を伝えればいいだけです。
[例]:「3分いただけますか?明日の会議資料の進捗をご連絡させてください」
所要時間:3分
テーマ:会議資料の進捗
報・連・相の種類:連絡
上記を明日から実践してみましょう!
転職サイト・転職エージェントに登録する
転職”活動”は全サラリーマンがするべきです。転職”活動”は「キャリアの健康診断」のようなもの。今の職場に不安がなくても定期的に転職を検討してみるべきです。多少の手間と費用がかかったとしても、「自分のスキル・経験は他社で評価されるのか」「自分が受けている待遇は適正か」がわかります。転職”活動”したからといって今の会社を辞めなければいけないわけではありません。
転職サイト:多くの求人情報が掲載されているサイト。自分の好きな時に検索等できる。
転職エージェント:担当者が求人情報をオススメしてくれるサービス。担当者との面談をもとに求人情報を紹介してもらえる。
転職しようと思っているけど一歩踏み出せないという方はこちらのツイートを是非見てみてください。
副業力
副業力は個人の力で稼げるスモールビジネスを自分の手で切り盛りするスキルです。副業のメリットは3つあります。
- 収入が青天井
- ボスが自分
- 名刺代わりになる
稼ぐ金額は青天井であり、利益がでれば全て自分の手元に入ります。大きなポテンシャルを秘めています。やり方次第ではサラリーマンの収入を超えることも可能です。副業には上司がいないため自分主導でビジネスを勧められます。個人としての評価が積みあがれば、直接あなた自身に仕事の依頼が集めることも可能です。そうすれば安定した収入を見込めます。
副業力を上げるアクションプラン
明確な目標を決める
「いつまでに」「いくら稼ぎたいのか」「それはなぜか」を確認しましょう。副業をやる理由は人それぞれの生活背景によって違います。自分の目標を決めましょう。副業ではたくさん稼ごうと思えば思うほど作業量も増えていきます。「自身にとってちょうどいい金額を稼ぐこと」を目標にしましょう。
時間の余裕を作る
最低でも週15時間(平日4日×2時間、土日1日×7時間)かけないと本業以上の収入に到達するのは難しいです。まずは現在の生活を見直し副業できる時間を捻出しましょう。今働いている職場がブラックで時間が捻出できないのであれば転職を考えましょう。
時間の余裕を作るためには家事の時間を減らす事が有効です。こちらの記事でオススメの家電を紹介していますので是非参考にしてみて下さい。
マネー力
リーマン力と副業力が身に付けば資産を増やすことが可能です。ただし、資産が増えてくるとそれを狙った詐欺的な投資や商売に狙われやすくなります。稼いだ資産をしっかり守るためにはマネー力を鍛える必要があります。また、投資で安全に運用すればある程度の不労所得が手に入ります。優先度が高いのはリーマン力と副業力ですが、マネー力を身につけて資産を守りつつ、無理のない範囲で増やしていきましょう。
マネー力を上げるアクションプラン
余計な保険に入らない
もし、あなたが独身、持ち家なし、車なしであれば入るべき民間の保険は特にありません。日本国民が原則加入している社会保険が人生で起こるほとんどのリスクをカバーしてくれます。社会保険ではカバーできない部分については保険に入るか検討する余地があります。それを考慮したサラリーマンが入るべき保険はこの3つです。
扶養家族がいる場合→掛け捨ての生命保険
マイホームがある場合→火災保険
マイカーがある場合→自動車保険(対人・対物無制限)
基本的にすべてネット保険でOKです。人当たりのいい営業マンから買いたくなるかもしれませんが彼らの人件費が含まれてしまうので、資産を減らしたくないならネット保険一択です。
入るべき保険について詳しく知りたい方はこちらの記事でも紹介しているのでご覧ください。
ふるさと納税をする
ふるさと納税は超ザックリいうと。実質2,000円の負担で数万円分の返礼品(肉・米・酒・ティッシュなど)がもらえる制度です。例えば年収500万円であれば、寄付額の上限は6万円くらいになります。ふるさと納税にはいくつかルールがあり、場合によっては損をすることもあるため、本書や詳しく解説しているサイトなどで確認しましょう。
インデックスファンドに積立投資する
ファンド(投資信託)とは「いろいろな投資商品の詰合せ」のようなものです。また、インデックスファンドとは「株価指数などに連動した運用を目指すファンド」のことです。株価指数を上回ろうとするアクティブファンドと比べて手数料が低く抑えられ、投資パフォーマンスが高くなることが期待できます。
インデックスファンドへの積立投資を行う際に押さえておきたい制度がつみたてNISAです。通常投資で得た利益には約20%の税金がかかりますがつみたてNISAでは非課税となります。
本書ではもっと詳しく解説されているので気になる方はぜひ読んでみて下さい。投資については自己責任なので投資するかどうかご自身で良く調べてから行って下さい。基本的に自分でしっかり説明できないものには投資すべきではないので投資について調べる際の参考にしてください。
投資についてのマインドセットを詳しく知りたいという方はこちらの記事がオススメです。
脱!社畜、サラリーマンの虎になれ!【書評】投資家みたいに生きろ
まとめ
『リーマン力』『副業力』『マネー力』の概要とそれぞれの具体的なアクションプランを私なりにまとめてみました。
自分でできそうなアクションプランがあったら是非行動してみて下さい。
本を読んだ後は、実際に行動することで人生は好転し始めます。失敗してもいいのでとにかく何か行動してみましょう。また、この記事で紹介した以外にもまだまだ皆さんの行動につながるヒントがありますので是非購入して読んでみて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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