食事

宅配食のメリット、デメリット、上手な使い方

高血圧や糖尿病と言われた時、どんな食事をしたら良いか分からない。

という人は多いと思います。

そんな時に役立つのが宅配食です。

宅配食はカロリー調整食や減塩食などがあり、

カロリーや塩分量が計算されているので高血圧などの疾患がある人でも安心して食べることができます。

また、普段どのような食事をしたらよいか参考にもなります。

宅配食のメリット・デメリットをふまえ、宅配食の上手な使い方を紹介します。

宅配食を注文する際に考えること

宅配業者やメニューによりお弁当の内容が変わります。

①冷凍or冷蔵

②一般食or治療食

③ごはん有りorごはん無し

①~③以外に価格なども検討材料です。1食400円程度のものから1000円を超えるものもあります。送料無料などの業者もあります。

自身の食習慣にあったものを選びましょう。

宅配食のメリット

・様々な治療食に対応している。

高血圧症や糖尿病、慢性腎臓病などにより塩分量やカロリー、たんぱく質、カリウム、リンなどの調整が必要な場合でも、これらの栄養価が調整された食事を摂ることができます。

調理の手間がない。

調理は意外と時間がかかります。また、ついつい後回しにしがちな洗い物をする手間もありません。

多くの食材が摂れる。

多くの食材を摂ろうととすると買い物から調理まで手間がかかります。宅配食ならごはん、主菜、副菜がバランスよく構成されています。自分では選ばない食材や調理の手間がかかる食材も摂ることができます

栄養値の計算が楽。

栄養価が計算されているため医師から「1日の塩分摂取を6gにする」などの指示があった場合でも、指示量を守ることが容易です。

・高齢者の安否確認。

冷蔵タイプの宅配食は毎日届けてくれるものがあります。一人暮らしの高齢者でも、何かあれば宅配業者が異変に気付いてくれるかもしれません。

・管理栄養士のアドバイスが受けられる業者がある。

業者によっては管理栄養士の食事アドバイスが受けられます。自身の検査値や指示された栄養量などを用意しておくとスムーズです。

デメリット

・冷凍庫・冷蔵庫のスペースが足りなくなる。

冷蔵であれば毎日や2日に1回の配達ですが、冷凍の場合は1週間分などまとめて送られてくるため冷凍庫の場所をとってしまいます。業者によっては専用の冷凍庫を勧めてくるところがあります。冷蔵庫や冷凍庫に余裕があるか確認しましょう。

・飽きる。

同じ業者の弁当を続けた場合味付けなどが同じものになりやすいため飽きてく場合があります。また、冷凍の場合は野菜の歯ごたえがなく物足りなさを感じるかもしれません。

・嫌いな食材が入っている。

注文の際にメニューを選択する事はできますが、好き嫌いが多い方はどうしても嫌いな食材が入ることがあります。

・容器等のごみが出る。

注文数が多いほど容器等のごみは増えます。

・管理栄養士のアドバイスが受けられる業者がある。

メリットにも記載しましたが業者によっては管理栄養士がアドバイスをくれますが、それが負担になる方にとってはデメリットになりえます。

上手な使い方

・毎食摂らず1日1食や何日かに1回にする。

毎食だと飽きることがあるため1日1回や2日に1食にする。また、外食や食べすぎた次の食事を宅配食にするなど工夫すれば長く続けやすいです。

・職場などのレンジで温める。

電子レンジがあれば職場に持って行き昼食にすることもできます。冷凍の物であれば夏場でも衛生環境も保ちやすいです。

・何社か試して自分に合う物を探す。

人によっては口に合わないものがあるかもしれません。口に合わなければ他の業者に変えることを検討しましょう。「複数の宅配業者を比較してみた」などのサイトもあるためインターネットの情報も活用しましょう。

まとめ

宅配食は栄養価の計算された食事を簡単に食べることができ、高血圧症などの疾患がある方でも安心な食生活を送ることができます。メリット、デメリット、価格、味などを考慮し、自身の生活に合ったものを選択しましょう。