書評

後悔しない子育てを!!【書評】男の子のしつけに悩んだら読む本

子育ては楽しいけれどやっぱり大変ですよね。特に男の子を育てるのは女の子よりも大変といわれることが多いです。

私は2人の男の子の親ですが走り回ったり、ケンカしたりとても大変です。

毎日イライラしたりつい声を荒げてしまいますが、大きくなったら親よりも友達といる時間の方が長くなりますし、親と一緒にいるのを嫌がられてしまうかもしれません。抱っこしたり、手をつないで歩いたり、服を着せてあげたりできるのは今だけです。小さい男の子の子育ては大変かもしれませんが、この数年しか向き合えない可愛さがあります。

この本を読むことで子育てが楽しくなり、自分の子供がもっともっと好きになります。将来の自分が子育ての事で後悔しないために是非読んでいただきたい一冊です。

こんな人におすすめ!!

  • 男の子を育てている親(特にお母さん)
  • これから男の子が産まれてくる親(特にお母さん)
  • 女の子の親にもおすすめ

この本を読むとどうなる??

  • 自分の子供がもっと好きになる
  • 子供に対するイライラが軽減される
  • 将来の自分が後悔しない子育てができる

概要・要約

女の子に比べて男の子を育てる事は大変だと思われがちですが、お母さんが考え方を変えて、子供への接し方を変えることで「男の子ってタイヘン」が「男の子って楽しい」に変わります。

この本のポイント

そもそも男性と女性では心の構造・考え方・価値観が違う

男の子でなくとも女性にとってはすべての男性が自分の許容範囲外の行動をとる存在です。主婦に対する「あなたのストレスのもとは何ですか?」というアンケートで第一位が「夫」というくらい。

まずは、男女では心の構造が違い、行動にもそれが現れるということを認識しましょう。

良い意味であきらめる

あきらめると子供にもっと優しくなれます。あきらめるとは「ありのままを認める」ことです。お母さんは息子さんが生まれてから多くの事をあきらめています。子供が0歳の時は子供がしゃべることをあきらめています。だからこそ子供が笑顔になっただけでとても嬉しいのです。子供が1歳、2歳、3歳になっても同じです。良い意味であきらめることができると子供にもお母さんにも笑顔が増えます。

厳しくしない

しつけ=厳しく言うことではありません。しつけとは教え込むことであり、厳しくして今すぐ実行させる事ではないのです。生まれてから数年しか立っていない子供は知らない事やできないことがあって当たり前です。未熟な今はまだできなくても、近い将来できるようになれば良いのです。厳しくしつけなければしつけができないということはありません。逆に穏やかに言われ続けた子供の方が結果的にしつけられていることが多いです。厳しく言うのは本当にいけないことをしたときだけにしましょう。

気長に待つ

10回言って改まったらラッキーと思いましょう。2.3回ではいったうちに入りません。今すぐ、今日できなかったとしても早ければ翌日、遅くとも1年後にはできるようになっています。それくらいの感覚でよいのです。

心に刺さったポイント

一番の願いはすでにかなっている。息子が生まれた時の一番の願いは「この子が健康ですくすく元気に育ちますように」この一番の願いがすでにかなっているからこそ今、子供は廊下を走り、少々汚い言葉かもしれないけどしっかりしゃべる事ができ、好き嫌いを言いながらも食事ができる。子供にイライラすることもあるけれどそのイライラのひとつひとつは本当はどれもニコニコの元だった。一番の願いがかなっていることに感謝。

この本を読んで今すぐできる!具体的なアクション

子供を笑顔にする方法はお母さんが笑顔になること

子供を笑顔にする方法はお母さんが笑顔になることです。1日の間に10回怒ってしまっても30回笑わせればOKです。無理やりにでも自分が笑顔になれば子供も笑い怒りも忘れられます。

文句は二言目に言う

子供はお母さんに認めてほしいから行動します。子供がどんなことをしてもまず一言目は「いいね」など子供を認めてあげる言葉を言う。文句を言うのはそのあとです。

具体的な言葉で伝える

抽象的な言葉では子供は理解できません。具体的に教えてあげましょう。

×どこ行くの → 〇こっちへ戻っておいで 

×なにしているの → 〇危ないからやめなさい 

×なんでそんなことするの → 〇お箸でたべなさい

子供が見たい物はちらっとみせてあげる

子供は少しで満足します。禁止するのではなくちらっとだけ見せてあげましょう。例えば食事中に救急車が通ったら少しだけ見せてあげるとそのあとおとなしく食事を続けます。

まとめ

まずは親が楽しんで子育てしましょう。そうすると子供の笑顔も増えます。

今すぐにわからなくても、できなくてもいいです。いつかできるようになります。子供を信じて長い目で見てあげましょう。

考え方や言い方を少し変えるだけで子供は劇的に変わります。

将来の自分が後悔しないための子育てをしてほしいです。大変なことも多いですがそれすらも楽しめるようにぜひ本書を読んでみて下さい。