あなたが今、どんな状況・状態だったとしても価値があります。
誰でも嫌いな人や苦手な人がいると思います。
嫌いな人がいると日常生活や仕事でイライラしたり、落ち込んだり、自分を責めてしまったりします。これらをきっかけに「自分には価値がない」と思ってしまうことで自己肯定感が下がり、嫌いな人を通してまた自分を責めるといった負のループに陥ってしまいます。自己肯定感を上げると嫌いな人がいても、マイナスの感情をうまく受け流す事ができます。
本書ではメンタルトレーナーである著者が自己肯定感を上げるためのヒントを教えてくれます。
一度きりの人生が他人によってつまらなくなってしまうのはもったいないです。本書を読むことで、他人に左右されず自分の人生を楽しむためのきっかけが得られます。
これより本書から得たマインドと自己肯定感を上げるための具体的な方法を3つのポイントにまとめて紹介していきます。
- 自分と向き合う
- 自分を大切にする
- 自分に自信を持つ
- まとめ
①自分と向き合う
著者がメンタルトレーナーになった時に気が付いたことは、「自分のことなのに分からない」ということだったそうです。自分のことは自分が一番知っていると思いがちですが、「自分の事が分からないことが、わかっていない」という人が多いのです。まずは自分と向き合うことが大切です。優柔不断で悩む人は決められないのではなく、そもそも自分の望むものが分かっていないのです。自分の事を知るために必要な事は、様々な経験をすることです。様々な経験をすることで自分を好き嫌いを知ることができます。自分の嫌なことを知ることで、好きなこと＝自分の望むものに出会える確率が高くなります。
自分と向き合うときに最初に起こす行動はノートとペンを用意することです。大事なのは見えない頭の中を見えるようにして思考をすすめることです。
具体的な方法は、
「私の理想の働き方は何だろう？」とノートに書き、続けて私はどう思うかを書き自問自答していきます。著者の場合は、「読書ができる」「場所に縛られない」「書くことと話すこと」を満たしている働き方が理想だそうです。頭の中だけで考えていると自問自答が進みませんが、ノートに書きだして自分の考えを可視化することで、スラスラと思いもよらない発想が出て、気づくことが山ほどあります。
まずはノートとペンを用意し、自分自身と向き合いましょう！
②自分を大切にする
自己肯定感を上げるためにやめるべきことは自分が自分を笑ったり軽く扱うことです。周りに笑われたりバカにされたとしても自分が自分を笑ったりバカにしてはいけません。他人に軽く扱われるのはあなた自身が自分の事を軽く扱ってしまっているからです。
自分の事を軽視するのをやめるための具体的な方法は、
「自分なんか」「どうせ無理」というネガティブな言葉を厳禁にすることです。自分の口から発する言葉はポジティブに変換します。「自分なんか」は「自分だから」に変え、「どうせ無理」は「できるかも」に変えます。言葉に出さなくても頭の中でポジティブに変換しても良いと思います。「自分だから」と特別感を作り出すと不思議とエネルギーがわいてきます。
世界中の誰よりもあなた自身があなたの事を大切にしてあげましょう！
③自分に自信を持つ
自分に自信を持つために大切なことは自分で決めていることを認識する事です。自分の人生は自分で選択して歩んでいることを認識するのです。ここで重要なのは、決断の大きさではなく、頻度を意識する事です。自分の人生を歩むには「私はどう思うか」を常に考えましょう。自分で決めることで、自分軸で生きることができます。
自分に自信を持ち、自分軸で生きるための具体的な方法は、
小さなことから決めるトレーニングをすることです。「何を食べたいのか」「何時に起きるのか」「どこに行きたいのか」などを自分で決めるようにします。仮に他人と食べたいものが同じだったとしても、「私もA定食で」ではなく「私はA定食で」ということです。人生の主人公は自分です。「どっちでもいい」というあいまいなことは極力減らし小さなことから自分で決めることを実行しましょう。
もう一つの具体的な方法は、
歯ブラシを3倍の値段にすることです。
著者は学生時代何をしても自信が持てず出口の見えない負のループに陥った時に自信を持てるきっかけになった行動の一つがこの方法だったそうです。自信を持つためには、「自分に価値がない」という前提の行動を減らす事が効果的です。安い歯ブラシというのはまさに、自分に価値がないことを表しています。「どうせ安くてもいいよね」と思っているのです。著者は100円以下の歯ブラシを500円の物に変えたそうです。そうすると、購入時レジにならんでいる時から使用中、使用後もドキドキやワクワクが感じられ、心が充実しました。歯ブラシというのはあくまで自分に価値を感じるためのきっかけです。歯ブラシ以外でも自分がドキドキやワクワクを感じられる物なら何でも良いです。日常の習慣に何か変化を加えて自分に自信をもてるきっかけを作りましょう。
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まとめ
嫌いな人がいる人へ
この本の結論は、「嫌いな人はいてもいい」ということです。嫌いな人に振り回されるのは他人軸の人生です。自分の人生ではありません。嫌いな人がいてもいいと割り切り、嫌いな人がいるという自分を受け入れて生きていくのは自分軸の人生です。
本書を読むことで、嫌いな人がいても自分軸で生きていれば、そんなの気にならないくらい自分の人生を楽しめるはずです。今回紹介した内容以外にも自己肯定感を上げ、自分の人生を楽しむための方法や考え方が記載されています。興味を持った方は是非一読してみて下さい！最後まで読んでいただきありがとうございました。
